エントワインド・ウィズ・ユー上巻(ベアード・トゥ・ユIII)【ベルベット文庫】

  • シルヴィア・デイ (著)
  • 中谷 ハルナ (翻訳)
  • ベルベット文庫
  • 発売日:2014/02/20

エントワインド・ウィズ・ユー上巻

世界中で大ヒットとなったベアード・トゥ・ユーの第三章となるエントワインド・ウィズ・ユー上巻のレビューです。

まず、第一章『ベアード・トゥ・ユー』第二章『リフレクテッド・イン・ユー』今回で第三章となる『エントワインド・ウィズ・ユー』となっております。

前々から気になって気になって、結局まだ読んでおりません(泣

 

あらすじ

ティーンエイジャーだったエヴァに、繰り返し酷い行為を強い、彼女の人生に暗い影を投げかけていた義兄ネイサンは死んだ。ギデオンが自分のために払ってくれた犠牲の大きさを思うと、エヴァの心中には言い尽くせないほどの愛が膨れあがる。だが同時に、彼女のことを考えて計算ずくで距離を置いたギデオンに、エヴァの心は傷ついてもいた。ギデオンの周辺を執拗に探る女性レポーターも現れて…。物語は佳境に入り、サスペンスフルに展開。シリーズ第三章。

 

今回は他力本願に、様々なレビューを参考にしてみます@^^@

amazonの声

今回もドキドキする文章と切ないストーリーがステキでした。
早く続刊が読みたいです!!

これは期待できそうですね。

ネットの声

ギデオンの行動の謎が明かされつつあるけど、次から次へと二人に問題や試練が。前作で離れて地獄を感じていた部分を取り戻すかのように、上巻はいちゃいちゃが多い。でも、キュンキュンと読まずにはいられない…♪

ホットさはあるようで、ますます読みたい作品です。でも第一章のベアード・トゥ・ユから読まないとだめかなー。

3部作で終わりだと思って「エヴァとギデオン」の2人が幸せになるんだろうなって思っていたら、後書きを読んだら5部作までひっぱるとは・・・「フィフティ・シェイズ」のように3部作くらいが丁度いいと思うんだけど。 今回の上巻はそんなに内容があったようには思えないよ~?無理やり話しを伸ばしている感じがするし。 うーん、微妙な感じ

5作まであるのですね・・、これはゆっくり読んでいきたいです。

上下巻読み終わって・・・面白かった!しかしエロ場面が多すぎて胸焼けしそう。エロを1/3減らして、両親やケアリーのことをもっと書いてくれてもよかったんじゃ。それは次巻以降か?

エロ場面が多すぎ!悪くないと思います。ホットロマンスが好きな人には。

次々と二人に襲い掛かる事件やハラハラする展開が個人的には好きなので、ただただいちゃつくばかりよりは何かしらのトラブルが起こる恋愛模様が見られる作品は素敵だと思います。
ただ5部作とすることにして、事件やトラブルを引き起こして話を伸ばし伸ばしにしているようにも思えなくもないですね。これは作者の意向というよりは、出版社の狙いがある程度あるのかなと感じました。

そうです。ただホットなだけじゃなくて、ベースがしっかりしてそうなところがこの作品に期待できるところ。AVじゃないのですから、しっかりしたストーリーが肝心。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』読者(えびまよんさん)の感想

映画化も決定している超ミリオンヒットの官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を以前ご紹介しましたが、読者から生の感想文が届きましたので掲載致します。
他、掲載されていない作品の感想文も募集しておりますのでどしどし投稿してください。

→感想文投稿はこちらで募集中!


 

投稿:えびまよん さん

この感想には、ネタばれが含まれますのでご注意ください。

 

フィフティシェイズシリーズは、グレイ、ダーカ―、フリードの三部作で、全世界で8000万部以上売り上げた、大人気の作品です。
ママ向けのSM小説という名目らしいです。
私はママでもないし20台の前半の女性ではありますが、楽しく読むことが出来ました。

しかし、読み始めたきっかけは、表紙がカッコいいなと思ったことだったので、中身を読んだらどエロくてびっくりしたことを覚えています。
しかし、面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
私は普段恋愛小説も読みませんし、SMを舞台にした作品も勿論読んだことが無かったので、読んでいくうちにかなりドキドキしました。

しかし、前篇SMかというと、そういうわけではありません。
最初のほうは確かにその色は強いと思いますが、後半に行くたび、その色は薄くなります。
SEXは確かに多いです。
屋外でも小屋みたいなところでも、結構お構いなしでやっています。

しかし、男性が毎回律儀にゴムをしているところは好感が持てました。
世の男性にも見習ってほしいです。

この小説の主人公は、女子大生のアナです。
友人の代わりに、会社社長であるグレイの取材に行き、そこでグレイに見染められたというかんじです。
実は最後の最後に、グレイ視点のお話があり、アナと初めて会ったときにどう思っていたのかが描かれているのですが、一言で言えば、けしからん!です。

最後二人は結ばれるのでまだ笑えますが、もし違ったら只の変質者です。
口に出して言っているわけではありませんが、相当けしからんことを言っています。
しかし、ただのエッチな小説ではありません。
何がグレイをSMへ走らさせたのかが書かれているのですが、彼、結構壮絶な人生を歩んでいます。
今でこそ華やかな世界にいますし、素敵な家族に囲まれていますが、グレイは実はトラウマの固まりのような人なのです。
それを解きほぐしていくのがアナになるのですが、触られるだけでも拒否反応を示してしまうグレイには、胸が痛くなりました。
しかし、今まで本気で愛した女性がいなかったグレイがアナを愛するようになり、トラウマを克服しようと奮闘します。
彼は自分を孤独だと思いこんでいる節があるのですが、全くそんな事はありません。
それに気付くのは結構後になるのですが。
グレイは大企業の社長ということもあって、側にいるアナは何かと狙われます。
その中で彼女がどうグレイを支え、グレイは彼女を守ろうとするのか、皆さんに見とどけてもらいたいです。

 

えびまよんさん、ご投稿ありがとうございます!ちょっと変態チックな感じは新鮮ですよね。
ますますフィフティ・シェイズ・オブ・グレイが気になってきてしまったではないですか^^;