これはホットを超えた官能小説『秘密の扉、恋のルール 2』 (ハーレクインMIRA文庫)

  • エデン・ブラッドリー イライザ・アダムス アレグラ・ヴェルデ エメリア・エルムウッド ティファニー・ライス(著)
  •  仁嶋いずる 中野 恵 北園えりか 紫堂あき 藤峰みちか(翻訳)
  • 出版:ハーレクインMIRA文庫
  • 発売日:2014/5/13

 

秘密の扉、恋のルール Ⅱ

 

昨年発売したホットロマンス小説の中で紹介していなかったお勧めの一冊がありましたので遅ればせながらご紹介いたします。先に申し上げておきますがハーレクインの作品と思って油断してはいけない一冊になります。 続きを読む これはホットを超えた官能小説『秘密の扉、恋のルール 2』 (ハーレクインMIRA文庫)

ホットすぎて過激!『誘惑は緑の瞳』エマ・ホリー (著)はほぼポルノ小説?

  • エマ・ホリー (著)
  • 原 三美子 (翻訳)
  • 発売日:2010/10/9

 

誘惑は緑の瞳

 

ホットなロマンス小説を紹介するブログでこの作品だけは紹介しなくては!

そんな作品が『誘惑は緑の瞳』です。

とにかく性描写が激しいです。しかもただ激しいだけの性描写なだけではなく、ゲイ同士、複数乱交、アブノーマルなどそのバリュエーションも豊富なことから、好きではない性描写を見ることになるかもしれません。

性に対して許容範囲の広い方のみお勧めの作品です。

 

著者について

この作品の著者であるエマ・ホリーはアメリカのニュージャージー州生まれ。十代のころからロマンス、エロティック、ファンタジーに大変興味を持ち、いわゆる官能小説の創作活動をしていたそうで、かなり目立った存在だったそうです。官能小説で注目を浴びるようになり、後にロマンス小説を書くようになりました。

 

当作品「誘惑は緑の瞳」

あらすじ

アリゾナ州の小さな町、フェアリーヴィルは昔から妖精の伝説が残る場所。この町で働くゾーイにも不思議な力を感じ取る能力がある。長いあいだ雇い主のマグナスに恋をしていたが、彼は特定の恋人を持つ気はないらしく、なぜか満月の晩にだけ、女性たちと一夜かぎりの関係を持つ。町の女性たちが次々と誘われる中、自分には声がかからないことに落ち込んでいたゾーイだったが、実は彼には大きな秘密があった…。マグナスは妖精の女王の息子で、人間界に滞在するためには、月に一度、関係を持った女性から心を預かって返さなくてはならないのだ。おまけに、その女性とは二度と関係を持つことはできない。ひそやかにゾーイを愛していたマグナスは、それゆえにゾーイだけは誘うことができなかったのだった。ところがある時、ゾーイのかつての恋人が私立探偵として町にやってきたことから、二人の関係は微妙に変化するように…。不思議な町フェアリーヴィルで巻き起こる、ロマンテイックでホットで刺激的な妖精譚。

 

amazonの声

エマ・ホリーの勇気あるセックスシーンには毎度驚かされますが、パラノーマルのちょっと危険なストーリーではなく、フェアリーテイルになっているので比較的楽しく読むことができます。
妖精の描写はとても可愛らしくて、ファンタジックです。
ヒロインのゾーイは、マグナス・アレックス・ブライアンといずれも男前な登場人物全員と、激しく交わります。そして彼らも。。。
激しい描写が苦手なかたは、ご注意いただくのがよいと思いますが、空想の世界に浸りたい方にはお勧め!です。

エロティック・ロマンスなので、好き嫌いが分かれると思います。
個人的には、苦悩するヒーローが好きなので、
思い悩むマグナスとアレックスがよかったです。

心霊相談が仕事で、妖精が友達のゾーイはマグナスに片思い。
人間の世界に逃げ込んだ、妖精の王子マグナス(妖精はかなり奔放です)も実はゾーイが好きですが、訳があって手が出せません。
ゾーイの元彼、アレックス(彼ははバイセクシュアルです)はいまだにゾーイへの想いを引きずっています。
アレックスの親友で仕事のパートナーのブライアンは、アレックスに片思い。
フェアリーヴィルで、元々複雑な関係がさらに複雑になっていきます。

 

かなりファンタジー要素が多めな感じで期待させてくれますね。

ネットの声

これはロマンスではない。っていうか途中でダウンしてしまいそう。私はBLありっと思ってなかったから、かなりがっっかり。BLは基本好きじゃないので!あらすじに惹かれたけど・・・内容は薄め。ただただエロい。内容重視な方はやめたほうがいい!

超ホットなファンタジー・ロマンスって説明だけど、、読み始めて、すぐに、えぇ?って感じで、びいっくりです。あまりにも激しくホットなシーンが続くし、タブー無しって感じで、BL系の好きでない方はご用心ですね・・・・。最後はまで読んで、やっと、あぁ、ロマンスなのかも・・・って感じです。まぁ、妖精ってことで、パラノーマルってことかも・・・・。

全体的な意見ではBL風なロマンス小説を期待して読むと、大火傷をおいそうです。ポルノ小説を読んでみたいけど、恥ずかしくてロマンスの枠から外れることができない・・と言った方は是非一度呼んでみては?

 

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』読者(えびまよんさん)の感想

映画化も決定している超ミリオンヒットの官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を以前ご紹介しましたが、読者から生の感想文が届きましたので掲載致します。
他、掲載されていない作品の感想文も募集しておりますのでどしどし投稿してください。

→感想文投稿はこちらで募集中!


 

投稿:えびまよん さん

この感想には、ネタばれが含まれますのでご注意ください。

 

フィフティシェイズシリーズは、グレイ、ダーカ―、フリードの三部作で、全世界で8000万部以上売り上げた、大人気の作品です。
ママ向けのSM小説という名目らしいです。
私はママでもないし20台の前半の女性ではありますが、楽しく読むことが出来ました。

しかし、読み始めたきっかけは、表紙がカッコいいなと思ったことだったので、中身を読んだらどエロくてびっくりしたことを覚えています。
しかし、面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
私は普段恋愛小説も読みませんし、SMを舞台にした作品も勿論読んだことが無かったので、読んでいくうちにかなりドキドキしました。

しかし、前篇SMかというと、そういうわけではありません。
最初のほうは確かにその色は強いと思いますが、後半に行くたび、その色は薄くなります。
SEXは確かに多いです。
屋外でも小屋みたいなところでも、結構お構いなしでやっています。

しかし、男性が毎回律儀にゴムをしているところは好感が持てました。
世の男性にも見習ってほしいです。

この小説の主人公は、女子大生のアナです。
友人の代わりに、会社社長であるグレイの取材に行き、そこでグレイに見染められたというかんじです。
実は最後の最後に、グレイ視点のお話があり、アナと初めて会ったときにどう思っていたのかが描かれているのですが、一言で言えば、けしからん!です。

最後二人は結ばれるのでまだ笑えますが、もし違ったら只の変質者です。
口に出して言っているわけではありませんが、相当けしからんことを言っています。
しかし、ただのエッチな小説ではありません。
何がグレイをSMへ走らさせたのかが書かれているのですが、彼、結構壮絶な人生を歩んでいます。
今でこそ華やかな世界にいますし、素敵な家族に囲まれていますが、グレイは実はトラウマの固まりのような人なのです。
それを解きほぐしていくのがアナになるのですが、触られるだけでも拒否反応を示してしまうグレイには、胸が痛くなりました。
しかし、今まで本気で愛した女性がいなかったグレイがアナを愛するようになり、トラウマを克服しようと奮闘します。
彼は自分を孤独だと思いこんでいる節があるのですが、全くそんな事はありません。
それに気付くのは結構後になるのですが。
グレイは大企業の社長ということもあって、側にいるアナは何かと狙われます。
その中で彼女がどうグレイを支え、グレイは彼女を守ろうとするのか、皆さんに見とどけてもらいたいです。

 

えびまよんさん、ご投稿ありがとうございます!ちょっと変態チックな感じは新鮮ですよね。
ますますフィフティ・シェイズ・オブ・グレイが気になってきてしまったではないですか^^;

 

世界1億購読者超えの官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」とは?

ついに世界で1億人の購読者を越えた官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。1億人以上に読まれているとなればロマンス小説として恥じることなく女性でも読むことができちゃいますよね。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は映画化も決定!すでに撮影が終了しています。

主役はクリスチャン・グレーと、アナスターシャ・スティールの2人。

あまり聞いた事が無いですよね?

それもそのハズで、場合によっては役者イメージが低下する可能性があるのでメジャーの大物からは断られてしまったようです。

 

さて、問題のストーリーはと言うと、超大金持ちの若手企業家が普通の純真な女子大生をSMの世界に誘ってしまうというもの。

作品内の性描写が非常にエロティックなのですが、なぜか男性より女性に大人気になってしまいました。

 

エマ・ワトソンいわく「ママさん向けポルノ」だそうです。

もっと詳しく言うと内容は純愛。そこに彼の性癖に手を縛ったり目隠しをしたりとSM要素が入っていると言うものでロマンス小説から少し過激な方向に行っています。

昔にも同じような状況、エロティック表現の作品でヒットしたもので、ミッキー・ローク主演の『ナインハーフ』がありますが、かなり近いトレンドのような気がします。

ちなみに主演のミッキーロークとキムベイシンガーは同作品のヒットによってハリウッドスターの座を手に入れました。

 

それとフィフティ・シェイズ・オブ・グレイの作品誕生秘話がまた面白いもので、なんと原作はごく普通の主婦。ネットで趣味感覚に小説を書いて投稿していた作品が元なのです。メジャー出版社から出版されるとものすごい勢いで火がつき大ヒット!

まるで夢のようなお話ですよね。

是非読んでみてはいかがでしょうか?

 


こちらの記事でご紹介させて頂きました官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の読者感想文投稿がありました!

感想をどうぞご覧下さい

⇒『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
2014/7/1
(えびまよんさん)の感想文